たびびとネットコラム

「危険?なインターネットショッピング」

インターネットで旅行の予約をするとき、ちょっと個人情報入力をためらってしまう方は少なくないでしょう。
それは、インターネットで取引するという行為に関しての漠然とした不安によるものかもしれません。そして、それは個人情報の流出に対する恐れの裏返しでもあります。
現に、あるリサーチでは、オンラインでのクレジットカード利用について全体の88%が不正行為や詐欺被害について不安を感じているという結果が出ています。これは、世界的に見てもっとも高い結果だそうです。
しかし、同時に実際に被害にあった、または知人が被害にあったという回答は1%にも満たないという結果も出ています。

それでは、具体的な被害について思いつくところを述べてみます。たとえば、住所が流出した場合、自宅に覚えの無いダイレクトメールが郵送される危険があり、もし電話番号やメールアドレスが流出した場合、勧誘の電話やスパムメールが来ることでしょう。クレジットカードの番号が流出した場合、第三者に覚えの無い買い物をされてしまうかもしれません。

では、実際のところはどうでしょうか。私もそれほど頻繁ではないですが、インターネットショッピングをしています。また、旅行の予約もインターネットで行っています。最近では書籍やCDなどもインターネットで買うことが多くなりました。幸い、今のところ、そのような被害はまったく受けていません。

ですから安全です。という気はまったくありません。インターネット上での個人情報入力は、確実なリスクです。
ただし、あまり過敏に警戒しすぎるのもどうかと私は考えています。

その理由は、各人の心がけによりインターネット特有のリスクを最小限に抑えることができるからです。
たとえば、メールアドレスに関しては、インターネット用に別途フリーのメールアドレス(gooメールやInfoseekメール、yahooメール等)を取ればたとえ迷惑メールが来てもそれほど被害はありません。
電話番号による勧誘は、公的機関の対策や情報公開もあり、いまやほとんどなくなりつつあるため、特に気にする必要はないでしょう。
クレジットカードの番号流出は、決済をクレジットカード番号の入力では行わず、銀行振込やコンビニ決済など別の方法を取れば避けられます。
寮やアパート、マンション内でグローバルアドレスが与えられず、ローカルアドレスを使用している環境の場合は、建物内の悪意のある同じサブネット内の人に通信内容を覗き見される危険があるため、暗号化されていない場合は特別な注意が必要でしょう。それでも、膨大な量の情報が流れているなかで、いつ入力されるともわからない個人情報を盗む人がそれほどいるはずもありません。
当然、その個人情報が大量に集まっているところから直接盗むほうがはるかに効率がいいからです。

また、最悪クレジットカード番号が流出して知らないところで使用されても、自分個人が全ての被害額を負うということはありません。当然クレジットカード会社にも消費者保護に備えた策が用意されています。
しかし、面倒なトラブルを少しでも避けるために、インターネットでのクレジット決済だけは出来る限り避けることをお勧めします。

さて、自衛ももちろん大切ですが、ショップ(企業)側でも当然対策はされています。情報をSSLで暗号化するようにしているところもありますし、登録された個人情報はDMZ(非武装地帯)と呼ばれるようなWebサイトと同じ場所には置かず、外部からアクセス出来ない場所に保管するのが一般的になってきました。

実は、ショップが保有する個人情報が流出するもっとも多いパターンは、実は内部の人間がリストを物理的に持ち出す場合なのです。
つまり、インターネットから申し込もうが、旅行代理店で直接申し込もうが、両者のリスクはほとんど変わりありません。さらに、会員登録をしてもしなくても、旅行の予約をする際には、必ず個人情報を入力する必要があるため、こちらもリスクは変わりません。
このように考えると、インターネットで個人情報を入力することは、それほど大きなリスクを抱えるとは言えないのではないでしょうか。

インターネット上での個人情報入力で気をつけるべきは、悪徳サイト(個人情報入手だけを目的としたサイトなど)にだまされ、不用意に個人情報を入力してしまうことだと私は思っています。

結局のところ、すべては取引するショップが信頼できるかできないかにかかっているといえます。たとえば、会社や銀行、ガス局、水道局、電力会社、市役所、新聞屋などあらゆるところに個人情報は保管されています。それでも気にせず利用しているのはそこに十分な信頼を置いているからではないでしょうか。実際に店舗が見えないインターネットショップはその判断が難しくはあります。しかし、それを判断する材料は、逆にインターネットの特性上、多くもあります。

あらゆることがそうであるように、残念ながらインターネット上のセキュリティーも100%安全といえるわけではありません。
しかし、インターネット取引は、リアルタイム性や利便性においてとても大きなメリットをもたらしてくれます。

このコラムを最後まで読んで頂きありがとうございました。
さて、インターネット上でのセキュリティーについて、あなたはどのようにお感じになられたでしょうか。

2003.5.24 (kafka)

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