正しい温泉テクニック

 ■ 温泉とは
25度以上の湧水、または25度以下であっても規定成分を一定量以上含んでいるものが温泉と定義されています。
また、高温で噴出する水蒸気やガスも温泉です。
 ■ 健康効果のわけ
どうして温泉に入ると健康になるのでしょうか?

温泉成分の化学物質が体に作用する効能(肌や口から吸収されるもの)と、入浴による「水圧」(マッサージ効果)「浮力」(開放感)「温熱」(新陳代謝促進)作用による効果、そして温泉地の環境が与える精神的効果によるものがその主な理由です。
ただし、泉質を間違えると、効果がないばかりか逆に悪影響を及ぼす場合もあります。
 ■ 入浴前の注意
・入浴前に疲労をとる
・温泉につかる前に十分にかけ湯で体を慣らす。
・食後の入浴は避ける
・空腹時の入浴は避ける
・飲酒後の入浴は避ける
以上を守らない場合、貧血や体調不良等思わぬ事故を引き起こす場合があります。
 ■ 入浴回数について
回数は、だいたい
・健康な方は1日に2〜3回
・高齢者、乳幼児、体の弱い方は1日に1〜2回
を目安にするといいようです。
ただし、はじめは1日1回にしておき、徐々に回数と時間を増やしていくのが望ましいです。
 ■ 入浴時間の目安
入浴時間は、熱めの湯では10分、ぬるめの湯では10〜20分を目安にしましょう。
熱めの湯は心臓病や高血圧、糖尿病の方には害を及ぼすため、控えるようにして下さい。

入浴前には湯をかぶってまず身体を温め、湯に慣らします。
湯が熱い場合は腰から下や足だけなどの部分浴でもかまいません。
その他、温泉の泉質や「打たせ湯」、「蒸し湯」といった種類にあわせて楽しみましょう。
 ■ 入浴後は
入浴後は、洗い流してもよいですが、温泉の成分を肌に浸透させ、体内に吸収させるために、タオルで水滴を拭く程度にしましょう。肌の弱い方は湯ただれをおこすおそれがあるので注意してください。

 ■ 温泉の分類(温度)
高温泉:42度以上 (長野地獄谷温泉など)
温泉:34度〜42度未満
低温泉:25度〜34度未満
冷鉱泉:25度未満 (大分寒の地獄温泉など)
 ■ 温泉の分類(PH)
アルカリ性泉:PH8.5以上 (白馬八方温泉など)
弱アルカリ性泉:PH7.5〜PH8.5
中性泉:PH6〜PH7.5
弱酸性泉:PH3〜PH6
酸性泉:PH3未満 (草津温泉、玉川温泉など)
 ■ 温泉の種類(泉質)
単純泉 固形成分、及び遊離炭酸の含有量が水1Kg中100mgに満たないものをいう。一般にお湯が軟らかく、刺激性も少なく穏やかなので、お年寄りを含めてすべての人に向く温泉といえる。特に神経痛によく、リウマチ、腰痛、高血圧、動脈硬化症、病後の回復、脳卒中の回復期の保養などに効果がある。飲用すれば胃粘膜に弱い刺激を与えるため、軽い胃炎によい。また、利尿作用もある。
食塩泉 水1Kg中に固形成分1000mg以上を含有し、塩素イオンとナトリウムイオンが主成分であるものをいう。なめると塩辛く、入浴後は塩分が皮膚に付いて汗の蒸発を防ぐため、保温効果に優れ、「熱の湯」と呼ばれることも。神経痛、リウマチ、冷え症、打ち身などによく、飲用すると胃液の分泌を促し、便秘などに効果がある。
重炭酸土類泉 炭酸ガス、マグネシウム、カルシウムを多く含む温泉。鎮静作用のある土類イオンを含んだ無色透明の湯で、アレルギ−性疾患、リウマチ性疾患、慢性皮膚病、じんま疹などによい。飲用すると糖尿病の血糖を下げる働きがあるほか、痛風、尿酸結石、膀胱炎、慢性胃腸病などに効果がある。
重曹泉 水1Kg中に固形成分1000mg以上を含み、陰イオンはヒドロ炭酸イオン、陽イオンでは80%以上がナトリウムで、これが結合して重炭酸ナトリウムを構成するものをいう。アルカリ泉と呼ばれ、石けんがよく溶ける。皮膚の脂肪や分泌物をよく落とすので美肌作用が高く、「美人の湯」と呼ばれている。皮膚病に効き、やけどや切り傷にもよく、特に、飲用すると胃酸を中和し、胃粘膜を刺激したりするので、過酸症、消化性潰瘍、その他の胃腸病に有効であり、また、肝臓やすい臓の働きを活発にするため、胆石症、慢性の胆のう炎や胆のう症、薬物中毒、糖尿病、痛風、尿酸結石などに効果がある。
硫酸塩泉
芒硝泉
ナトリウムイオンを含むもので、動脈硬化症、高血圧症、外傷、慢性関節炎によく、飲用すると胆汁分泌を促すので、肝臓病、糖尿病、痛風、肥満などに効果がある。
硫酸塩泉
石膏泉
カルシウムを含んだ無色透明の温泉で、この温泉も「傷の湯」「中風の湯」と呼ばれる。鎮性効果があるので、切り傷、リウマチ、高血圧症、打ち身、ねんざ、やけど、痔、湿疹、にきびなどによく、飲用すると、特に痔、じんま疹に効果がある。
硫酸塩泉
正苦味泉
マグネシウムを含んだ無色透明の温泉で、効能は芒硝泉、石膏泉と同様ですが、特に浴用すると血圧を下げるとともに、動脈硬化の予防によいため「脳卒中の湯」と呼ばれる。飲用すると便秘、胆のう病に効果がある。
単純炭酸泉 水1Kg中に、遊離炭酸1000mg以上を有し、固形成分は1000mgに満たないものをいう。炭素ガスを含む温泉で、肌に気泡が無数に付くことから「泡の湯」とも呼ばれる。 炭素ガスの泡が皮膚に刺激を与え、毛細血管が拡張されるので血液の循環をよくし、心臓の負担を少なくするため、心臓病、高血圧症によく、飲用すると胃腸の働きを促すので、胃腸病や便秘に効果がある。
鉄泉 水1Kg中に鉄のイオンを10mg以上含有するものをいう。湧き出してすぐは無色透明だが、鉄分が含まれているため、酸化して赤茶色になる。増血作用があるので、特に貧血症によく、リウマチ性疾患、子宮発育不全、更年期障害、慢性湿疹などに効果がある。
硫黄泉 水1Kg中に硫黄1mg以上を含有するものをいう。末梢血管を拡張させる作用が強いため、動脈硬化、高血圧、糖尿病などによく、「心臓の湯」と呼ばれる。 また、皮膚を軟らかくするので、慢性湿疹や皮膚角化症など皮膚病には大変効果がある。しかし、よく温まる、刺激性が強いため、湯あたりや皮膚の炎症を起こしやすいため、皮膚の弱い人や病弱なお年寄りは注意する必要がある。
酸性泉 水1Kg中に水素イオン1mg以上を含む温泉で、塩酸や硫酸のような遊離鉱酸を構成するものをいう。口に含むと酸味があり、殺菌力が強いため水虫や湿疹、疥癬、トリコモナス腔炎などに効果がある。強酸性の場合は、皮膚の弱い人、お年寄りは注意が必要。
明ばん泉 水1Kg中に固形成分1000mg以上を含有し、陽イオンとしてアルミニウムイオン1000mg以上、陰イオンとして硫酸イオンが主成分をなしているものをいう。昔から「目の湯」といわれ、結膜炎には大変効果がある。また、皮膚や粘膜を引き締める作用があるため、水虫やじんま疹などの皮膚病にも効果がある。
放射能泉
俗にラジウム温泉、ラドン温泉と呼ばれる。水1・中にラドン100億分の30キュリー以上含有しているものをいう。尿の排泄を促すことから、高尿酸血症や痛風、尿路の慢性炎症などによく、また、下垂体副腎系、卵巣、睾丸の機能を高める作用があり、糖尿病にも効果がある。
※注意:上記内容はあくまでも参考としてご覧ください。
 ■ 代表的な温泉
単純泉 長野の鹿教湯、栃木の川治温泉、神奈川県の箱根湯本温泉、山梨の下部温泉、静岡の伊豆長岡温泉
食塩泉 兵庫の城崎温泉、栃木の塩釜温泉、静岡の熱海温泉、山梨の塩ノ沢温泉、新潟の越後湯沢温泉、福井の芦原温泉
重炭酸土類泉 長崎島原、新潟の赤倉
重曹泉 宮城の鳴子温泉、長野の小谷温泉、群馬の磯部温泉、佐賀の嬉野温泉
硫酸塩泉
芒硝泉
石川の山代温泉、石川の中山温泉、青森の蔦温泉、山梨の西山温泉
硫酸塩泉
石膏泉
静岡の土肥温泉、青森の浅虫温泉
硫酸塩泉
正苦味泉
北海道のオンネトー湯の滝、北海道の旭岳温泉
単純炭酸泉 栃木の塩原本湯、長野の角間温泉、福岡の船小屋、岐阜の湯屋
鉄泉 山形の蔵王温泉、奈良の吉野温泉、熊本の金桁温泉、群馬の伊香保温泉
硫黄泉 群馬の万座温泉、栃木の奥日光湯元、神奈川の芦之湯、長野の野沢温泉
酸性泉 秋田の玉川温泉、栃木の那須湯本、群馬の草津温泉、神奈川の箱根大湯涌谷北海道の川湯、青森の酸ケ湯
明ばん泉 青森の八甲田温泉、神奈川の湯花沢温泉、山形の蔵王温泉、山梨の積寺温泉、群馬の草津温泉
放射能泉
ラジウム:山梨の増富温泉、兵庫の有馬温泉
ラドン:
山梨の増富温泉、新潟の栃尾又温泉、鳥取の三塩温泉
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